地域創生学科では、どのような学びやスキルを得られましたか?
関東学院大学での学びから身についたものは、物事をゼロから考え、生み出す力だと感じています。さまざまな科目で、今まさに起きている、または今後起こり得る社会問題をテーマに、解決のための制度や仕組みを考える機会が設けられているので、新たに生み出す経験を何度も重ねることができました。特にゼミでは、ゼロの状態から政策を考えるのが困難だった分だけ、グループで話し合いながら形にしていく過程が楽しく、脳も活性化されたように感じました。
授業によっては自分の理解が追いつかず、良い成績を取るのが難しいものもありましたが、先生や友達がサポートしてくれました。また、「今ここで諦めたら、この先の自分はどうなってしまうだろう」と、その姿を想像することで、勉強へのモチベーションを維持しました。大学であえて難しい科目に挑戦したことで、全力を出さなかったときに後悔をすることに気づき、あらゆる課題に対して真剣に取り組めるようになったのだと思います。卒論もこれまでにないほどに熟考を重ねた結果、懸賞論文で入賞することができました。
大学で得た学びは、社会に出てどのように活きていますか?
現在は株式会社マイナビに勤め、アルバイト情報サイト『マイナビバイト』の求人広告枠の販売を担当しています。今の仕事においても、ゼロから政策を生み出した経験が活きていて、事業における課題に粘り強く向き合いながら解決策を生み出しています。採用に苦戦しているクライアントがいたときには、競合他社のサイトには載っていないクライアントの魅力を探り出し、掲載する情報量を増やすという改善策を実践することで、採用数を上げ、高評価をいただきました。
大学では法律のことを中心に学んできましたが、そのなかで培った知識や発想力は、法律以外の分野でも役に立つのだと実感しています。そして、社会に出たことで、自分が生み出したものを世のため、人のために活かしていくことは、とても楽しい経験になるのだと感じました。まだ社会に出て働き始めたばかりですが、“世のため、人のために働く”という意識を忘れずにさまざまな経験を積み、いずれは社会問題を解決するようなビジネスにも取り組んでみたいと考えています。