2024.03.10<

2024.03.10

フィールドワークから
学んだ「相手の視点」で
考える発想法は
社会を生き抜く力となり
私を支えてくれている。

フィールドワークから
学んだ「相手の視点」で
考える発想法は
社会を生き抜く力となり
私を支えてくれている。

甘利 春泉さん

渡辺パイプ株式会社

法学科

2023年卒業

法学科では、どのような学びやスキルを得られましたか?

関東学院大学で経験したフィールドワークを通じて、「自ら課題を発見する力」「情報を整理して解決方法を導く力」「多様な人々と協働できる力」を身につけることができたと感じています。私が所属していたゼミでは、群馬県多野郡上野村という人口の少ない村での地域創生を目的としたフィールドワークを行いました。空き家をゲストハウスとして活用するアイデアを提案するための準備やプレゼンは大変でしたが、ゼミ生同士で協力した結果、村長さんに気に入っていただき、とても良い経験になりました。

「地域創生まじゅんプロジェクト」という学内の活動では沖縄大学と連携し、沖縄県が抱えている課題を解決する方法を探ったのですが、現地の方々とのコミュニケーションを通じて直に課題に触れることで、より実用性の高い政策を生み出すことができると実感しました。「地域創生特論」の授業では、外部講師として来てくださった地方自治体の知事や職員の方々が、現地で起きている問題や導入している政策について話してくれた内容が印象に残っています。教科書には載っていない情報も多くて、新鮮でした。

大学で得た学びは、社会に出てどのように活きていますか?

私は、建築資材の専門商社・渡辺パイプ株式会社で営業をしています。工務店やリフォーム会社にパイプなどの管材やドア・床材などの建材、照明機器といった電材を販売する仕事です。大学でのフィールドワークの経験から、相手の困りごとを相手と同じ目線で考えることの重要性を学んだので、今もお客様の視点に立って求められているものを考えることを大切にしています。迅速さと正確さを心がけて対応したお客様から「甘利さんに任せるよ」と言っていただけると、本当にうれしいです。

関東学院大学では「インターン事前指導」や「キャリア形成」などの就職活動対策の授業もあり、早い段階で卒業後のキャリアについて考える時間を持てたことが良かったと思っています。現在勤めている渡辺パイプ株式会社は、授業の中で知った企業です。とてもいい企業と出会い、縁あって入社することができたので、大学にはとても感謝しています。フィールドワークをはじめとした社会連携や将来を見据えた授業のおかげで、社会で生きていくための力を高めることができたと感じています。

Message

ほとんどの人にとって、大学生活は最後の学生生活になると思います。とても貴重な4年間を過ごす場所になるので、ぜひオープンキャンパスなどで現地に行き、大学の空気に触れてみてほしいです。選んだ大学や学部は、その後のキャリアにも影響すると思います。私が関東学院大学で、相手の気持ちを尊重しながら課題を解決する大切さを学んだように、皆さんにもそれぞれの学びや気づきが得られるはずです。