2023.12.20

地域創生特論(沖縄) 首長講義回の紹介

 

地域創生特論(沖縄)では、東京沖縄県人会の中松健雄会長、那覇市議会の前泊美紀議員など毎回多彩なゲストスピーカーを招聘して講義を行っています。2023年12月13日(水)には沖縄県与那原町の照屋勉町長、12月20日(水)には西原町の崎原盛秀町長をお招きして講義をしていただきました。 

与那原町の照屋町長は講義の冒頭で、同町を代表する伝統行事「与那原大綱曳(おおつなひき)」や県内1位の漁獲量を誇る「ソデイカ(セーイカ)」を例に与那原町の魅力を紹介しました。続いて、「これまで・これからの総合計画」と題し、与那原町の政策の基礎となる総合計画の考え方とその内容を解説したうえで、沖縄県内で初めて「脱炭素先行地域に選定されたことや、大型MICE施設の整備を進めていることなど重点政策の事例を交ながらウェルビーイングを重視するまちづくりについて熱く語りました。講義の締めでは見事な“カチャーシー”(沖縄伝統の踊り)を披露しました。 

西原町の崎原町長は、職員の玉那覇敦也さんとお二人で講義をしました。崎原町長は「トップセールスによる西原町のまちづくり」と題して、コロナ禍との闘い、企業版ふるさと納税の取組、マリンタウンMICEエリアの整備などを例に、町長のリーダーシップの重要性について話し、“文教のまち”西原町にふさわしくこどもたちのみらいに繋がる政策の大切さを強調しました。 

職員の玉那覇さんは、社会問題をビジネスの手法で解決する高校生たちの活動「NS²BPNishihara Student Social Business Project)」を詳しく紹介しました。延べ170人の高校生が参加するこの活動の成果を聴いた本学の学生たちは、若者が主体的に参画するまちづくりの可能性をひしひしと実感している様子でした。