2025.02.07

法学部入学前実践研修(沖縄)を開催しました

2024年12月25日(木)~26日(金)に法学部の総合型選抜(9月募集)の合格者のうち入学金納入完了者を対象として「入学前実践研修(沖縄)」を実施しました。

法学部では、現地に足を運び、体験して学ぶことにより、現場課題の本質をとらえる力を身につける「地域創生まじゅんプロジェクト」、各自治体の政策を実態に即して首長や関係職員が講義する「地域創生特論」など、「社会連携教育」としてさまざまな取り組みを行っています。今回の「入学前実践研修(沖縄)」は、そんな法学部の特徴ある学びを入学前に実際に体験してもらいたいと企画したものです。

まじゅんプロジェクトにもある”まじゅん”とは沖縄の方言で”いっしょに”という意味です。

”まじゅん”を体感するような、本学法学部に合格した高校生、学生、教職員、またご協力をいただいた沖縄県西原町の職員や現地の高校生のみなさんといっしょになって行った研修の様子をご覧ください。

12月25日(木)
実践研修(1) 会場:西原さわふじマルシェ
沖縄県の高校生の指導のもと、さとうきびの収穫体験、エイサー演舞を行いました。

畑でカマを使いさとうきびを収穫。専用の機械で搾った汁を煮詰めて黒糖に加工。
その後、ホールでエイサーの演舞を練習し、衣装に着替えて、全員で踊りました。
参加者からは「搾りたてのさとうきびの汁が甘くておいしかったです。」「覚えるのはなかなか難しかったが、楽しく踊ることができました。」という声があがりました。

実践研修(2) 会場:会議室
法学部生が模擬裁判「3匹のこぶた」を披露。実際の裁判所で行う刑事裁判の流れを再現し、最後に、被告人トン三郎(3匹のこぶたの三男)が有罪か無罪かを高校生に判断してもらいました。

事件の状況や証拠、計画性の有無などに関して、さまざまな意見が出ました。

12月26日(金)
実践研修(3) 会場:西原町中央公民館
さわふじマルシェの直売所を見学して、食材を購入。中央公民館の調理実習室で、沖縄料理「タコライス」、「トウガン」と「ヘチマ」を使った煮物を作りました。
参加者からは、「家に帰ったら、ヘチマの煮物を作って、家族を驚かせます。」という声もありました。

また、現地の高校生が考案したタレで焼肉も味わい、購入、調理、食事と楽しい時間を過ごしました。

そんな公民館の敷地内には、実際に戦争で使用した大砲が残されてます。日々の生活の中にもこういった戦争の跡が残っているということを、西原町の職員より伺い、当時の出来事や歴史を平和学習として学びました。

研修終了後、参加した高校生からは、「沖縄の文化や法学部の雰囲気を知ることができて、とても楽しい2日間でした。」「これから学んでいくことがより一層楽しみになりました。」との感想が寄せられました。

今回の体験をとおして、大学入学後の学びについてのイメージを掴むことができたのではないかと思います。

 

法学部では、現地に足を運び、体験して学び、現場課題の本質をとらえる力を身につけるための力を養うことができる学びを今後も続けていきます。