2024.04.11

「地域創生特論(鎌倉)」で松尾市長が講義!

2024年4月11日(木)の「地域創生特論(鎌倉)」第1回講義の講師は鎌倉市の松尾崇市長でした。松尾市長には2018年度の「地域創生特論(鎌倉)」の開講以来、毎年度(コロナ禍のために休講となった2020年度を除く)講義をご担当いただいおり、2024年度は6回目の登壇となりました。
今回の講義でも、松尾市長そして鎌倉市政の揺るぎない政策理念である「共生」と「共創」について具体的な政策実績を交えながら分かりやすく解説してくださいました。例えば、障が者という言葉があるが、その当事者が「障害」をもっているのではなく、その生活環境、つまり社会の側に不便さや生きづらさの原因=障害があると捉えるべきなのではないか、「普通」という基準は「普通」ではないものを排除し、多様性を認めない意識につながるの考え方なのではないか、といった問題提起をしました。
そのような共生社会を、市役所職員だけでなく、市民、NPO等とともに創っていくのが「共創」であり、日本で初めてナショナルトラスト運動に取り組んだ鎌倉市にふさわしいまちづくり姿勢なのだということを力説しました。
講義の終盤では、現代社会は何もかも“二項対立”でとらえる西洋思想中心で成立してきたが、持続可能なまちづくりのためには東洋思想に学ぶことが大切である、と古都・鎌倉の市長ならではの哲学もお話いただけました。