地域社会で暮らす住民が幸福を実感できる政策を実践的に研究するゼミナールです。震災の被災地や山奥の過疎の村などをフィールドとしてまちづくり活動を体験しながら、臨場感のある政策を研究します。復興事業は被災者を幸せにできているの? 過疎化するのは悪いことなの? 観光客を増やせば幸せになれるのか? など行政政策に対する素朴な疑問を大切にしながら研究に取り組んでいます。
現場第一のゼミ(「木村組」)です。「地域」は社会の縮図です。このゼミで身につけた知識と感性は、大学を卒業して社会人となったときに大いに役立ちます。多くの仲間・先輩・後輩と一緒に汗を流し、苦しみ、悩みながら現場を体験してください。そして、自分自身の可能性を発見し、自信をつけて社会に羽ばたいてください。
私は木村ゼミで「現場」の大切さを学びました。社会科見学や修学旅行を濃くしたものだと考えてもらえればわかりやすいでしょう。事前のデスクワークはもちろん、現地との調整などの準備はすべて学生主体で行います。これを長期的に経験することによって、デスクワーク以上の知識や価値観の違いなど、地域政策を考えるうえで大切なことを学べます。こうした経験は私の学生生活をとても充実したものにしてくれました。
僕は木村ゼミで「協調性」の重要さを学びました。チームとして成し遂げたい目標を決めることから足並みを揃えて一緒に行動することまですべて自分たちでやらなければなりません。何をするにも協調性が重要です。自分たちの地域を自分たちの手で創る。その難しさを体験しているような思いです。一緒に悩み、問題と向き合い活動していくことによって築かれた協調性は社会に出ても大いに役立つものになるだろうと実感しています。