法学部の学び
授業リポート

授業リポート

関東学院大学法学部では、法学や法律に関係する分野について深く学ぶために、さまざまな専門科目が用意されています。

 以下に、2018年度の春学期講義の受講生による「おすすめの授業」を紹介!
 授業から何を学び、どんなところに魅力を感じているのかを、皆さんの先輩たちから語ってもらっています。教員から紹介してもらうのとはまた違う、授業の様子が見えてくると思います。「大学で何を学ぶのか」について知りたいという方は、ぜひともご覧ください。

2018年度 法学部学生によるおすすめの授業紹介

  • 民法債権総論1
  • 刑事訴訟法1
  • 民事紛争解決制度

「民法債権総論1」をおすすめ!!



3年 滝沢さん

 インターネットが発達した現在では、PCやスマートフォンを使いボタン一つで買い物ができるようになりました。便利になった反面、注文したものがなかなか届かない、あるいは届いたけれども壊れてしまっている、なんてことが起きています。この講義ではそのような契約をめぐるトラブルが発生した場合に、どう法的に対処すべきかを学ぶことができます。
 また、講義を担当する松原哲先生は本学の法科大学院法務研究科で研究科長をされていた方で、講義は非常にわかりやすく丁寧です。最後に、民法を勉強することは私たちの社会のあり方を学ぶことにもつながっていきますので是非受講してみてください。

 
 

科目担当の松原 哲先生から一言

 1年時に必修科目である民法総則にお手上げだった学生は、当然、民法債権総論を敬遠することに。その結果、「契約」や「債権・債務」の意味も知らずに、何故か法学部を卒業。就職した会社で「法学部出身なのに債権も知らないの」とあきれられても、笑ってごまかすだけ。さて、債権総論1では、契約違反(「債務不履行」って言うんだよ)の場合の損害賠償のほか、債権回収の法律関係の一端を学びます。前者は、日常生活を送る上でもよく問題となるのでしっかり学んでほしい。後者は、金融機関や企業法務で要求される知識ですので、はっきり言って「大人の法律学」ということになりますね。

 
 
 
 

「刑事訴訟法1」をおすすめ!!



3年 浜田さん

 私がおすすめする授業は川島先生の「刑事訴訟法1」です。刑事訴訟法とは、刑事手続きについて定めたものであり、捜査機関による不当な捜査から我々国民を守る法律です。
 この授業では、ある捜査は強制捜査にあたるのか、任意捜査にあたるのか、どのような要件を満たさなくてはならないのか、というようなことを事例も用いながら考え、楽しく学ぶことができます。難しい内容もありますが、優しく丁寧に教えてくださいます。疑問に思うことを質問すると、納得できるまでとことん教えてくださるので、理解を深めることができます。将来、逮捕をされる人は少ないと思いますが、職務質問や所持品検査、自動車検問をされる人は多いと思います。その際に、刑事訴訟法を知っていることで不当な権利侵害から自分を守ることができます。身近なものであるからこそ是非皆さんに受講をおすすめします。  興味がある方はぜひ受講してみてください。

 
 

科目担当の川島 健治先生から一言

 刑事訴訟法には、浜田さんが理解してるように、不当な捜査から国民を守るという重要な側面があります。不当な捜査が行われないようにするためのルールが定められているのです。たとえば強制捜査であれば、強制処分法定主義や令状主義に基づく規制があります。
 国民の人権がどのようにして守られているかを、刑事訴訟法を勉強しながら考えてみて下さい。

 
 

「民事紛争解決制度」をおすすめ!!



3年 長谷川さん

 私がお勧めする授業は、小林孝一先生の「民事紛争解決制度」です。私たちの生活では、社会が複雑化し、様々な民事紛争が増加したことで私たちにとっても決して他人事ではなく、いつ紛争に巻き込まれるか分かりません。この授業では、レジュメを基にそういった紛争に巻き込まれた時、いかに「公正・迅速・低コスト」で紛争を解決するか、色々な制度や特徴について具体例を挙げながら丁寧に時間をかけて、学生が理解できるように授業を進めてくれます。私たちが今後生きていくうえで役立つことがたくさん学べるので、興味がある方はぜひ受講してみてはいかがでしょうか。

科目担当の小林 孝一先生から一言

 皆さんが社会人になると、さまざまなトラブル・紛争にぶつかります。例えば、離婚・遺産分割等の親族間の紛争をはじめ、交通事故、個人情報の漏洩、リストラによる解雇、セクハラ・パワハラ、メーカーの品質不正、高額の会計不正等々です。
 自分や家族、友人がそれらのトラブルに巻き込まれた場合に、どのような方法で対処すれば、少ない苦労とコストで妥当な解決が得られるのかを理解しておくことは、長い一生において重要な技能です。
 私の[民事紛争解決制度]の講義では、実際の事件、私の法曹としての経験、研修用DVD等を材料として、交渉から訴訟までの解決手段と各種専門家の活用法を、皆さんに具体的に理解してもらい将来に活かしてもらうことを目的としています。

 
 
 
 

2017年度 法学部学生によるおすすめの授業紹介

「地域創生特論4(鎌倉)」をおすすめ!!



3年 西山さん

 私がおすすめする授業は、「地域創生特論」です。この授業では神奈川県内の10自治体が各1科目担当し、市民生活や健康福祉、環境、まちづくり、産業振興などの政策を、それぞれの実態に即して学ぶことができます。私が受講した「地域創生特論4(鎌倉)」では、松尾崇市長が授業を担当しました。このように、直接自治体運用に携わっている首長や職員が講義を行うので、自治体を運営する立場から市政の置かれた状況や、地域環境等の現状を考えることができるというのが、この授業をおすすめする理由です。
 地方自治とはどのようなことをやっているか、興味を持ったという方は受講することをおすすめします。

 
 

科目担当の籠谷 和弘先生から一言

 西山さんにご紹介いただいたように、「地域創生特論4(鎌倉)」では8回の講義すべてについて、松尾市長が講師をご担当なさいました。「地域創生特論」は自治体の政策について、現場の視点や問題意識を当事者からうかがうことができる貴重な機会です。受講のときには、自分が学んだ地方自治にかんする知識を整理しておいた上でのぞむことをおすすめします。それを講義に持ち込むことで、立体的に地方自治を理解することができるようになるはずです。

 
 
 
 

「刑事訴訟法1」をおすすめ!!



3年 久木田さん

 人が有罪、無罪だと直ちに判断されるわけではありません。刑事裁判で判断がなされるわけですが、どのような手続を踏んで有罪、無罪の判断をしていくのかを学んでいくのが、この講義である川島先生の刑事訴訟法です。
 一年次、二年次と刑法を学び、今年になり刑事訴訟法を学ぶことで、関連した知識が定着することは、勿論のこと、普段ニュース等で耳にする逮捕についても、通常逮捕、現行犯逮捕、緊急逮捕に分けることができ、身近な手続を知ることができます。何気なく耳にする逮捕にも法律で定められた手続を踏まなければならないという強制処分法定主義がそこに存在していて、私たちを法律で保護していると考えると、手続を定めた刑事訴訟法はなくてはならないし、その刑事訴訟法を学ぶことは、私たちを守ることにも繋がるのではないかと思います。

科目担当の川島 健治先生から一言

 久木田君が言うように、刑事訴訟法は、捜査機関による不当な捜査からわたしたち国民を守ってくれる法律です。刑事訴訟法を勉強していく中で、どれぐらいそれが有効に機能しているのか、言い換えれば、どういう点で人権保障が十分とはいえないのか、学生自身が考えていく必要があります。

 
 

「家族関係の法と政策」をおすすめ!!



3年 池冨さん

 私がお勧めする授業は、徳永先生の「家族関係の法と政策」です。この授業では、家族に関する問題を親族・相続に分けて細かく分析します。また、これらの問題について、解決策を法目線だけではなく、社会的な背景や当時者の心情などの観点からも分析していきます。先生は学生のことをよく考えてくれています。レジュメや板書はとても見やすく、授業の進め方もわかりやすいのでお勧めです。  私は自分の人生とは切り離せず、絶対に関わってくる家族について知識を深められること、家族とは何かについて学べることに意義があると思っています。この授業で学んだことは役に立つと思うので、興味を持ったという方はぜひ受講してみてはいかがでしょうか。

科目担当の徳永 江利子先生から一言

 家族紛争の背景には、社会の問題が潜んでいることがあります。また、紛争当事者は心情的にももつれた状態にあります。そのため、法によって全ての紛争が解決できるわけではありません。しかし、法という基準がなければ、解決はもっと困難であることも事実です。家族紛争を学ぶ際には、家族のルールである法を学ぶと同時に、なぜ紛争となるのか、社会的背景や当事者の心情なども理解することが重要です。

 
 
 
 

2016年度 法学部学生によるおすすめの授業紹介

  • 民法債権総論1
  • 労働法

「民法債権総論1」をおすすめ!!


2016imata 3年 井俣さん

 私がおすすめする授業は、志村武先生の「債権総論1」です。この講義では債権の意義や法的性質、種類など債権の基礎的な知識を学ぶことができます。債権と聞くと堅苦しく扱いづらそうですが、実は私たちの身近に存在しています。例えばネット通販にしても私たちは売買契約をし、債権(債務)を負っています。自然と行っている行為が法律関係を築いているにも関わらず、その知識がないのは心もとなく感じます。誰にでも関係のあることなのでぜひ学んでみてはいかがでしょうか。
 講義は、基本的に教科書と先生の板書により進められます。様々な例をあげて説明をしてくださり、重要な部分は何度もわかりやすく解説して下さいます。何かわからないところがあれば詳しく親身になって教えていただけるので質問もしやすいです。先生、講義内容ともにとても充実したものになると思います。

2015minnso

「労働法」をおすすめ!!


2016sugano
3年 菅野さん

 私がおすすめする授業は、山下幸司先生の「労働法」です。この授業では、労働法の基礎的な事柄について学習した上で、労働契約の締結、賃金、労働時間といったことを学んでいきます。授業はレジュメを基にして行われますが、そのレジュメが丁寧であることや先生の説明もわかりやすいということが、私がこの授業をおすすめする理由です。
 労働法といっても、労働基準法や労働組合法など様々な法があります。それぞれ内容は異なりますが、労働者の利益を守るという点では共通しています。社会人になった時、労働者の立場で働く人は多いと思います。社会人としてよりよく働くために、この授業で労働法の基本的な知識だけでも知ってみてはいかがでしょうか。

科目担当の山下幸司先生から一言

 平均寿命まで生きるとして、人生の半分は会社等で働いている時間です。会社で 過ごす時間は1日の3分の1です。どのような企業で、どのような労働条件で働 くかは、生き方や健康に大きく影響します。労働者も使用者も、分かっているよ うで、正確な知識を知らないことが多いのが労働法です。菅野さんのように、働 く際におけるルールを労働法の授業で学んで、アルバイトや卒業後に働く際に役 立てて欲しいと思います。

 
 

 

2015年度 法学部学生によるおすすめの授業紹介


  • 民事訴訟法1
  • 行政法(救済法)
  • 地方自治政策論

「民事訴訟法1」をおすすめ!!


2015shida 3年 志田くん

私がおすすめする授業は、本田耕一先生の「民事訴訟法1」です。この授業では、民事訴訟ではどのような物が訴訟の目的となるのか、事実の主張や証拠調べなどの訴訟手続はどのように行われるのかといった、民事訴訟法における基礎的な知識について学ぶことができます。授業はレジュメを基にして行われますが、そのレジュメが丁寧であることや先生の説明も分かりやすいということが、私がこの授業をおすすめする理由です。
民事訴訟なんて自分には関係ないと思う人もいるかもしれませんが、いざ自分が当事者になった時、民事訴訟手続の流れを知っているのと知らないのでは違いがあるはずです。その時に困らないためにも、この授業で民事訴訟法の基礎的な知識だけでも知ってみてはいかがでしょうか。

2015minnso

「行政法(救済法)」をおすすめ!!


2015chiba 3年 千葉くん

私がお勧めする授業は、相川忠夫先生の「行政法(救済法)」です。この授業では、行政法分野における紛争解決について、根拠法である行政事件訴訟法に基づいて学習する授業です。具体的には行政行為により失った権利を回復するための手段や、訴訟を提起するための要件は何かなどを学びます。難しい内容も多いですが、運転免許の取消など身近に起こり得る事件を例に、時間をかけて丁寧に教えてもらえるので、救済法の理解をより深めることができると思います。
 実際に行政事件に関わることは多くはないと思います。ですが、実際にその場面に直面したとき、この授業で学んだ内容は役に立つと思います。もし興味を持ったという方は受講することをお勧めします。

2015gyousei

「地方自治政策論」をおすすめ!!


国や県に指図されず自分たちのことは自分たちで決める、というのが地方自治の本旨です。本講義の魅力は、元横須賀市職員として勤務されていらっしゃった出石先生による、実務で培った経験に基づいた講義が聴けることです。出石先生は全国の様々な自治体のユニークな取り組みや、最新の時事問題を取り上げ、地方自治が私たちにとって身近なものだということを実感させてくださいます。将来、公務員を志望している自分にとっては、自治体が抱える問題をどう解決するか、ということを考えさせられる大変有意義な講義です。もちろん公務員を志望しない人にとっても、一人の市民として自分の住む自治体を変える活動に参加することもできますので、興味を持った方はぜひ受講されることをお勧めします。

3年 平井くん

科目担当の出石稔先生から一言

平井くん、私の科目をお薦めいただきありがとう。
私は、平井くんの言われるとおり、実際の自治体現場の動向を踏まえた講義をするように心がけています。自治の現場は法律を杓子定規に運用するだけではうまく回りません。まして、学者の理論のみで理想の自治は築けません。
私は、自治体職員だった経験とともに、常に進化する自治のダイナミズムを授業で伝え、かつ法的な根拠も理解できるよう、まさに地方自治の理論と実践を接合する科目として、「地方自治政策論」を展開しています(したがって、毎年講義の内容は変わっていきます)。
学生の皆さんの履修をお待ちしています。

2015tihoujiti

2014年度 法学部学生によるおすすめの授業紹介


  • 環境法
  • 民事紛争解決制度
  • 会社法

「環境法」をおすすめ!!


2014原川和樹 3年 原川くん

私がお勧めする授業は、織朱實先生の「環境法」です。様々な環境問題が浮き彫りになっている現在、環境の保護や改善のために法が果たす役割とは何でしょうか。私たちが自主的にできることは何でしょうか。このような問題を分かりやすく、学生一人ひとりが問題意識を持って考えていくために、授業では具体的な環境問題を取り上げた説明や、学生に対しての発問を盛り込んでいます。
環境問題は私たちがただ生活していくだけでも生じ、また、環境問題は私たちに被害をもたらします。このように、私たちの生活と切っても切れない関係にある環境問題、そしてその問題を解決するための法や取り組みに目を向けてみてはいかがでしょうか。

2014環境法

「民事紛争解決制度」をおすすめ!!


2014運野毬乃 3年 運野さん

私がお勧めする授業は、小林孝一先生の「民事紛争解決制度」です。この授業では、現代社会で複雑化する民事紛争をどのように解決するか、その手段・方法や制度について学ぶ授業です。個人間だけでなく、幅広く存在する民事紛争をいかに「公正・迅速・低コスト」で解決していくか、各制度の機能や特色を理解し、その実際の運用や改善点について検討していきます。先生の授業は、具体的な事例を挙げ時間をかけて丁寧に進め、時折身近に起きているニュースを取り上げてくださるので、より問題についての理解を深めることができます。
民事紛争は尽きることがなく、家族や友人、時には自分自身がいつその当事者になるとも限りません。その際、様々な解決手段を知っているかいないかで、自分を取り巻く環境が大きく変わることになると思います。これからの生活で役に立つことがたくさん学べる授業ですので、ぜひ受講してみてはいかがでしょうか。

2014民事紛争解決制度

「会社法」をおすすめ!!


2014人見崇徳 3年 人見くん

私が、皆さんにおすすめする授業は、三原園子先生の「会社法1」です。この授業では、主に株式会社制度について学びます。会社法では、「株式」や「株主総会」など、聞いたことがあるような用語が出てきます。しかし、その用語は知っていても、それはどういうもので、どういう役割があるのかと聞かれると、答えられない人が多いのではないでしょうか。
三原先生は、そういうことを一から丁寧に教えてくださいます。将来、自分で起業をしたり、会社で経営に携わる役職に就いたりすることがあるかもしれません。その時に会社法を学んでいれば、きっと役に立つはずです。また、そうでなかったとしても、会社法を学んでいれば役に立つことがあるはずです。興味がある方はぜひ受講してみてください。

2014会社法
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