糠塚康江、浅野俊哉 編著
関東学院大学出版会
(2008年3月10日 発行)
プロローグ <平和の創造>とは――新しい共同性と民主主義の構築(浅野俊哉)
I <平和>をめぐる思想史的断章
ヨーロッパ思想史における「平和」の位相(藤田潤一郎)
スピノザの平和論とホッブズ――近代初頭の政治的思考の現代性(浅野俊哉)
アメリカ史における宗教と平和(佐藤光重)
II 国際社会における<平和>へのアプローチ
地域の組織化――EU(ヨーロッパ連合)の試み(高瀬幹雄)
ユーロ出現の意味すること――欧州通貨協力と「平和」の創造(田中綾一)
主権国家の組織化――国連という仕組み(高瀬幹雄)
人権の国際化――国際人権法の考え方(武藤達夫)
自由貿易体制とガット・WTO――経済的繁栄と平和の相互依存性(本田直志)
III 市民相互間の<平和>の創造
安全と安心をめぐる行政と市民の対話――リスクコミュニケーションとは何か(織朱實)
民事紛争の解決と私的自治(小林孝一)
「戦争・平和」とメディア――その可能性と課題(丸山重威)
噂と真実の間――公共という匿名空間 (籠谷和弘)
エピローグ <創造する平和>へ(高瀬幹雄)
あとがき