学部案内
法学部 学部長 村上裕 教授

学部長からのメッセージ

法は、国家の基本。そして生活の基本。

法というと裁判を思い浮かべる人がいると思います。法は社会のなかで生じているさまざまな紛争を解決するための判断基準を提供するものですから、この連想は間違いではありません。しかし、法は紛争解決のためだけに存在するのではなく、国家・社会の基本的な仕組みそのものでもあるのです。たとえば、東日本大震災からの復興のために瓦礫の除去や新たな道路建設が必要になりますが、これらの事業には法的な根拠が求められ、それがなければ新たな法整備が必要となります。極言するなら、法がなければ何もできないのが近代以降の国家・社会なのです。このことは大規模災害のような特別な場合だけでなく、私たちの日々の生活においても当てはまります。行政機関は原則として法的根拠なく行動できませんし、民間企業も法令遵守(コンプライアンス)が強く求められるようになっています。

法についての知識や技術を修得することが法学部での学びの最終目標ではありません。関東学院大学法学部では、社会で生じているさまざまな問題を素材として取り上げ、その法的解決に何が必要かを単なる法律論としてではなく、政策的な判断も含めて多角的に学ぶことをポリシーとしています。法は、権利や自由を保障し、人々が自由かつ公平・公正に活動できる社会のために存在しています。法のバックボーンを理解していれば、問題に直面したときに法に照らしながら自らの判断に基づいて適切な行動ができると信じています。私たちは、そのような自律的な人間を社会に送り出したいと願っています。

法学部 学部長

村上 裕 教授

東京都生まれ。専門は西洋法制史。一橋大学大学院修了。1990年に関東学院大学に着任し、91年の法学部開設以来、学生の指導に取り組む。主な著書に『概説西洋法制史』(共著)ミネルヴァ書房、『法と正義のイコノロジー』(共著)慶応義塾大学出版会など。

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